小さいETFは避ける
ETFの中には、規模が小さいものもあります。
規模が小さいということは、参加者が少なく、売買が活発ではない可能性があります。 言い換えると流動性が低いものがあるということです。
規模が小さいものは避けるようにしましょう。
その理由は、値動きが荒くなりやすくなるからです。 指標と連動することがETFのメリットの一つですが、連動性が低ければそのメリットが一つ失われてしまいます。
規模の大小は、純資産額を比較すれば一目瞭然です。 また、過去にはあまりにも取引量が少なく(参加者が少なすぎて)上場廃止になったETFも存在します。
大きいものを選ぶことは重要です。

信託報酬を要チェック!
注意点として挙げられるのは、信託報酬に関しては、証券会社から投資家へ「今月(あるいは今日)、〇〇円信託報酬として、頂戴しました」 というお知らせが『来ない』ことです。
売買時の手数料に関しては、取引のルールとして、実際にいくらかかったかを、投資家に知らせる義務があるのですが、信託報酬に関してはその義務が存在しません。
さらに厄介なことに、信託報酬が引かれた値段が、ETFの時価に反映されているので、投資家には信託報酬がどのくらい引かれているのか、わかりにくいのです。
すなわち、信託報酬に関する意識が希薄になる、ということです。
投資家の中には、投資信託やETFの信託報酬を知らない人もいます。
信託報酬は買った後ではなかなか意識できません。
解決策としては、ズバリ、買う前に信託報酬を比較して、低いETFを選ぶことです。